White Knuckles - Knuckles turning white

いろいろな意味で世界中でお騒がせなトランプ大統領ですが、もめにもめてるマスコミとの関係もあってか、米マスコミがトランプ大統領関係で報道する言葉の使い方は、実に英語の勉強になります。「え?これどういう意味?」って思ってチェックすることが多く、表現の仕方がとてもユニークです。

今朝はG7の会合でヨーロッパを訪れているトランプ大統領と、先日大勝利したフランスのマクロン大統領との会合がニュースになっていました。そこでマスコミが使った表現は、二人の握手が "Whilte knuckes" または "knuckles turning white" でした。"Knuckles" ナックルは、手や足の関節の骨のことを指しますが、それが白い、また白くなったというのです。?ですよね。いろいろ見てみると、握手したり、何かを強く握り(例えば棒など。。。)、またその握っている時間が長いとうっ血します。それが white 白くなったというらしいです。で、握りすぎると「変」ですよね、普通じゃないですよね、居心地悪く、感じが良くないですよね。どうもそのことを言うらしいです。つまり、あちこちから批判を受けている年配のトランプ大統領と、選挙で大勝利をした史上最年少39歳マクロン大統領、一人はアメリア第一主義をかかげ、一人は国境を超えてヨーロッパや国際協調路線、その対照的な二人の握手で、映像も見ましたが、かなり強く、また長い、握手でしたが(どちらかと言えば、トランプ大統領が手を放さない。。。という)、ちょっと「変」ということですね。いつも英語を使って仕事をしていますが、大変勉強になりました。

ちなみに、海外、特に欧米では、握手は固く、その人の目を見て、というのが通常です。子どもたちもそういう風に教えられて育ちます。ビジネスの交渉など、握手の仕方がその人を信頼できるかどうかを見極める上でも重要になってくることも歪めないと思います。ただ、どうしてもこれは男社会の習慣ではないかと。。。女性は指輪を何個もしているし、そんなに強く握手されると男性より細く小さい指が痛い。。。結婚指輪をはめている男性もいますが。。。。

またちなみに、安倍首相がトランプ大統領との初会合で握手していたときは、安倍首相の英語がきちんとトランプ大統領に伝わってませんでした。全く報道すらされませんでしたが。。。日本のマスコミが写真をきちんと撮るために、「こっち向いてくださーい」と日本語で大統領と首相に言ってるのに対して、トランプ大統領が「何を言ってるんだ?」と安倍首相に聞いたわけですが、安倍首相が "please look at me" とマスコミの言葉を直訳してしまったわけです。それでは誤解をうんでしまいます。トランプ大統領は、握手しながら安倍首相の方を見つめてしまっていたのです。正しくは "they are asking us to look at them" か "please look at them" で、直接法間接法、一人か複数なのか、という英文法を間違ってしまった結果でした。