キャリアと子供を産むという選択

女性がキャリアを積んでいく上で少なからずも考えるのが子供を持つべきか、ということ。子供を育てるのは本当に大変だし、お金もかかります。大切な会議が入っているときに限って、子供が病気になったり、やりがいのあるプロジェクトを抱えてるときに限って妊娠してしまったり。かなり改善されてきたと言え、日本また世界はまだまだ男社会で、また男性の育児参加が増えているとは言え、子育てや家事の多くはどうしても女性負担になってしまうのが現状。子供が小さいときはどうしても、母乳をあげたりとか、生物学的に母親がとても必要。日本はまた、北欧諸国と比べても、保育園が全然足りていない。。。ヨーロッパの友人が、その国の保育園ではご飯も食べさせてくれ、おむつも提供され、お風呂にも入れてくれる、また夜9時までオッケーと言ってたのを聞いて全くビックリでした。またヨーロッパ以外の国でもメイドや子守(ベビーシッター)をかなり普通に、また金銭的にも安く利用できるから、子育て、家事、キャリアを両立しやすいシステムができている。。。。日本はまだまだ整備されてません、残念ながら。。。。

この状況下で、また今まで自分が積み上げてきたキャリアを考えると、多くの女性が子供を産むという選択肢を諦めてしまう、か、遅らしてしまう。。。か、気が付いたら時期が過ぎていた。。。という感じではないでしょうか。もちろん、子供をいつ産むか、何人子供をもつか、という決定は個人に与えられた権利、人権だと思います。子供を産まないという選択肢は、当然尊重されるべきです。子供がいなくても幸せな女性、夫婦はたくさんいるのも事実です。

ただ、ここで書きたかったのは、あまりにも多くの女性が、「子供が欲しい!」と思ったときにはすでに時期遅し、になってしまってるということなんです。様々な理由はあると思いますが。。。子供を産むには時期がある、と言うことなんです、生物学的に時期を超えると、妊娠しにくくなる、また出産に関するリスクが相当高くなる、と言うことなんです。皮肉にも、キャリアを積んでいる年齢は、子供を産んで育てる上での適齢期でもあるんです。これをかなりの女性が日々の生活やキャリアに忙殺され、忘れてしまいがち、と言うことなんです。実際、子育ては人生において「産まれてきてよかった」と思える時間でもあるし、子供はあまたの幸福を親に与えてくれる。親も子供と一緒に成長し、子孫を残すという意味でもこの世に生まれてきた意義のようなものを見いだせる。。。「子供は神様へのボランティア」と誰かが言ってましたが、それもその通りだと思います。

。。。ので、是非将来キャリア有望な女の子たちにアドバイスしたいのは、子供を産むという選択肢をキャリアを積んでる時期にちゃんと熟慮しておきましょう、ということなんです。最近は妊娠技術が革新して卵を凍らせておく、ということもでき、不妊治療もかなり進んでいる。。。けど、そういった方法や治療には労力もお金もかなりかかる。。。。夫婦の関係にも影響してくる。。。。後で後悔しない人生設計、キャリア設計をしましょう。